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【下田公園】初夏を告げる15万株300万輪のあじさい

【下田公園】初夏を告げる15万株300万輪のあじさい

下田の街や海を一望できる下田公園。6月初旬頃から色とりどりのあじさいが山肌を覆い始める。あじさいの花の数は日本一を誇るという。6月に見頃を迎える、下田公園のあじさい祭りを今回は取材した。

【下田公園】初夏を告げる15万株300万輪のあじさい

■高校生が植えたあじさいがきっかけに
下田公園は、全体で26.5万ヘクタール(東京ドーム5〜6個分)の広さがある。その中の10万ヘクタールのエリアに、現在、15万株300万輪のあじさいが群生している。始まりは、昭和42年に下田南高校南伊豆分校の生徒が2千株を植えたこと。
次の年の昭和43年に市や観光協会、旅館組合が誘客宣伝を目的とし西洋あじさい3万本を植栽した。その後、昭和44年〜47年にかけて6万本のあじさい苗の植栽と遊歩道の整備を行い、昭和46年に第1回あじさい祭が開催された。この祭りは、2020年で第50回を迎え、下田では5月の黒船祭に続き、6月の風物詩となっている。
下田公園のあじさいは、150種類にも及ぶと言われている。カシワバアジサイ、アナベルを始め、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、ブルーキング、城ヶ崎、すみだの花火、伊豆の華など、たくさんの種類のあじさいが楽しめる。土壌によってあじさいの花の色が変わると言われているが、下田公園のであじさいは、土壌に左右されない品種もあり、赤、青、紫などの花が入り乱れて幻想的な景観を作り上げている。

【下田公園】初夏を告げる15万株300万輪のあじさい

■360度あじさいの景色

下田公園で開催されているあじさい祭について下田市観光協会の立見絹代さんに話を聞いた。立見さんは、下田出身。保育園や幼稚園の頃から両親にあじさい祭に連れて行ってもらったという。下田っ子にとって、あじさい祭は、初夏を告げる風物詩とのことだ。

公園の遊歩道の入り口からあじさいが出迎えてくれる。ゆるやかな遊歩道を5分ほど登っていくと公園広場に到着。遊歩道の入り口から公園広場までは、高齢の方には便利なカートで移動も可能。公園広場では、あじさいの販売や飲食ブースなどもあり、散策後に休憩ができる。

公園広場から更に頂上を目指し遊歩道を登って行くと、下田富士や下田の街を一望しながら、群生する色とりどりのあじさいを楽しめる。下田公園の頂上は、海抜60mの下田城の城址。ここは、下田公園の山肌を覆うあじさいの群生を眼下に楽しめるスポットの一つだ。

頂上を超えた付近に、あじさいテラスカフェがある。「ここから見える斜面に群生するあじさい(冒頭の写真)は、圧巻ですよ」と立見さん。散策の休憩を兼ね、一服しながら数え切れないほど群生するあじさいを見るのは、確かに圧巻。

360°あじさいの中、時にはあじさいのトンネルを通りながらゆっくり1時間ほどの散策を楽しんだ。
■下田公園を楽しむ
下田のあじさい祭が開催される下田公園は、春は桜、初夏はあじさい、冬は椿と年間を通じて季節の花が楽しめる。その昔、天下統一をかけて豊臣軍と北条軍が戦った下田城址。


下田城の天守台からの風景


公園内は、伊豆石の石丁場や海が見えるスポット、下田海中水族館に繋がる道など分岐が多い。遊歩道に沿ってあじさい観賞だけでも十分に楽しむことができるが、より詳しく下田公園の魅力を知りたい場合は、ジオガイドによる、1時間余りの見どころ紹介のサービスもある。


また、散策道は、緩やかな坂道を上下するため、高齢な方や足の不自由な方には、公園広場までカートによる移動サービスも受けられる。

老若男女を問わず、たくさんの人々に下田公園のあじさいを楽しんで欲しいという下田市民の心遣いが感じられる。

【下田公園】初夏を告げる15万株300万輪のあじさい

下田は、ペリーが来訪した歴史ある街並みが残る昔懐かしい趣がある。歴史的な側面ばかりでなく、夏には白浜海岸などの海水浴客で賑わう人気のビーチも複数ある。今回紹介した下田公園の近くには、子供に人気の下田海中水族館や情緒あふれるペリーロードなども歩いていける距離にある。あじさい祭と一緒にこれらの観光スポットに立ち寄ってみては。



観光の楽しみの一つ下田の『旬の食』について、立見さんに聞いたところ、この時期、脂ののったキンメダイがおススメとのこと。 下田港は金目鯛の水揚げ量日本一。金目鯛は、夏の時期に脂がのり、冬の時期は身がしまっていると言われ、年間を通じて異なった食感が楽しめるとのことだ。

これから夏を迎える下田は、観光客やマリンレジャーを楽しむ人で賑わう季節。市内には、散策しながら、楽しめる観光スポット・史跡やカフェなどが多数ある。是非、自分好みのスポットやお店を探してみては。

取材こぼれ話

下田は、日米和親条約後に初代駐日公使のタウンゼント・ハリスが、滞在した場所。ハリスは、下田から江戸城に登城して、日米修好通商条約の締結に向けて交渉を続けていました。150年以上前に日本とアメリカの関係は、ここから始まりました。ペリーロードをはじめ、下田には、幕末の史跡が街の各所にあります。今回取材した、下田公園にも、記念碑(写真)がありました。ペリーやハリスなども下田公園の頂上から太平洋を眺めていたかも!

取材こぼれ話

施設情報
住所
415-0023 下田市3丁目
TEL
0558-22-1531 (下田市観光協会)
ホームページ
http://www.shimoda-city.info/

※この情報は、2019年6月のものです。
 開催時間など掲載内容は変更されている場合があります。おでかけ前に施設にご確認ください。

あじさいの風景

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